嘉風関15年間お疲れ様でした~大相撲秋場所千秋楽

 台風17号が山口県に近づいてきて、外は暴風雨となっています。被害が最小限にとどまることを祈っています。

 

 

 さて、大相撲秋場所千秋楽。12勝3敗同士の優勝決定戦で貴景勝関を破った御嶽海関が2度目の優勝を果たしました。おめでとうございました。次回九州場所では、大関取りに挑戦ですね。次こそは大関の夢を叶えてください。

 

 

 この秋場所では2つの悲しい出来事がありました。

 

 ひとつは大ファンであった元関脇嘉風関が現役生活にピリオドを打つこととなりました。

 鼻血を出しながら相手力士に果敢に突っ張っていくその姿に応援せずにはいられません。それも30代になってからこの戦い方に変わっていったので、毎場所一瞬たりとも目が離せませんでした。

 

 

 わたしにとっての嘉風関のベストバウトは?

 

 新小結となった平成26年夏場所9日目。当時大関だった稀勢の里関との一番です。嘉風関は激しい突っ張り合いの応酬の末敗れてしまったのですが、そのあとのお客さんの鳴り止まない拍手のすごいこと。そのことがこの一番のすごさを物語っています。

 

 くしくも引退会見で嘉風関も同一番を一番印象に残る一番としてあげていました。

 また横綱稀勢の里関が引退したときに、わたしがあげた稀勢の里ベストバウト1位も同一番でした(DOKIDOKIときどき日記2019年1月19日号)。

 この一番は動画でもアップされています。どうぞ一度ご覧ください。感動しますよ。 

 

 最高位は関脇。三賞10回、金星8の堂々たる実績。嘉風関約15年間の現役生活大変お疲れ様でした。

 

 

 そして、もうひとつは井筒親方(元関脇 逆鉾)が場所中16日にお亡くなりになられました。

 井筒3兄弟の次男で、お父さんも兄弟もすべて力士という角界のサラブレッドでした(錣山親方〈元関脇寺尾は三男〉)。

 逆鉾vs千代の富士や逆鉾vs小錦なんてすごい相撲だったんですよ。大相撲協会はまた一人惜しい人を失いました。 

 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。