髙谷(たか)の祭典2020
ホークス鷹の祭典2020が昨日12日から始まりました。残念ながらわたしはリアルタイムで試合を見ることはできませんでしたが、髙谷捕手が攻守に渡る大活躍をみせて、「髙谷の祭典」とネット上で話題となっているようです。
髙谷捕手といえば異色の経歴でホークスに入団したことは、ホークスファンであればかなりの数知っていると思います。ところがプロ入り後は、なかなか球団やファンの期待に応える成績が残せず、本人もかなり辛い時間を送ってきたことでしょう。
しかし、工藤監督との出会いが彼の人生を大きく変えました。それまではアウトコース一辺倒だった単調なリードが、工藤監督からのアドバイスにより、今では様々な解説者から「好リード」とお褒めの言葉をもらえるほどに成長しました。
これだから人生は面白い。人との出会いが大きくその後の人生を変えることになる。まさに髙谷捕手がそうです。現工藤政権になるまで、来る日も来る日もベンチスタート。しかし髙谷捕手は腐ることなく、毎日コツコツとチームの与えられた役割をこなし、出場のチャンスをうかがっていました。もし、工藤監督との出会いがなければ、とっくにホークスを退団し、実家の造園業を手伝っていたかもしれませんね。
「いつでも結果を出せるように普段から準備している。」インタビューされると、いつも髙谷捕手はそう答えます。何気ない言葉に聞こえるかもしれません。しかし、プロとしては当然だと思うのです。彼のこの言葉を聞く度に、わたしもそのことを意識するように変わってきました。わたし自身、業界は違えど彼から刺激を受けています。
ホークスにはまだまだ必要な選手である髙谷捕手。彼からはまだまだ目が離せそうもありません。
悔しさをもっと出せ~大相撲秋場所初日
大相撲秋場所がいよいよ両国国技館で始まりました。今場所も収容人数11,000人の1/4、約2,500人の観客を入れての興業です。
白鵬関・鶴竜関の両横綱休場の初日。当然優勝争いの中心は、大関二場所目の朝乃山関中心となりそうです。と書く予定でした。
しかし、今日初日に小結の遠藤関に強引な相撲で敗れてしまいました。勝負事なので敗れることは仕方ありません。でも、敗れたあとの朝乃山関の土俵上での表情が気になりました。負けた悔しさが観る側に伝わってこないからです。負けても淡々としているように見えるのです。
力士は勝負師です。であればもっと負けた悔しさを土俵上で表して欲しい。そうすればわたしたち観る側は朝乃山関にもっと感情移入して、もっと応援に力が入るはずなんです。ひと目で優しくて好青年とわかる朝乃山関ですが、土俵上ではもっと勝負師に徹してくれたら自ずと振る舞いにも現れると思いますし、必ずや立派な横綱になれるはずなんです。
朝乃山関にはこれから大相撲界を引っ張っていってもらわないと困るからこその苦言でした。スケールの大きさ、右四つ相撲の型、所作の美しさ、全てがすでに横綱級です。
来週日曜日の中日までどのような相撲を取り、どのような振る舞いをするのか、興味津々毎日楽しみに観戦します。