手刀


 左・右・真ん中~大相撲初場所中日

 

 

 先週は今年初めて年金事務所へ行ってきました。お客さんとしてですが。年金受給者の選択申出書の手続き代理人として、きっちりお仕事してきました。

 

 低在老停止中(1150)は、停止金額によっては遺族(1450)を受給することでご本人はプラスとなります。退職等により低在老停止が解除となった場合は、選択申出書により1450から1150への切り替えを行った方が、ご本人にはプラスとなります。また退職後44年長期特例に該当する場合は、65歳を待たず満額(報酬比例部分+定額部分)を受給できますので、ご本人にはさらにプラスとなります。

 

 ただし失業給付の基本手当を受ける場合は注意が必要です。というのも、基本手当の手続きをすると、特老厚が支給停止となるからです。基本手当を受ける場合は、選択申出書の手続きをしないで、1450をそのまま受給することがよろしいかと思います。

 

 ちょっと年金のお話をしてみました。

 

 さて話題は変わり、大相撲初場所。盛り上がってますね。緊急事態宣言の中、毎日約5,000人のお客さんが両国国技館に押し寄せています。日本相撲協会も感謝していることでしょう。

 

 大栄翔関。今日の給金相撲で勝利し、見事に8連勝。誰がこの快進撃を予想できたでしょうか。地道な稽古は嘘をつかない、ということでしょうか。このまま連勝を伸ばし、初優勝するのか。明日からの後半戦がまたまた楽しみとなりました。

 

 そして今回は「手刀」について。勝利したあとに力士が左・右・真ん中と手刀を切って、行司さんから懸賞金を受けるシーンを見たことがあるかと思います。この手刀、「心」という字を書いているのではと思っている方もいらっしゃるのでは。「心」ではないんですね。

 

 左は「神産巣日神(かみむすびのかみ)」、右は「高御産巣日神(たかみむすびのかみ)」、真ん中は「天御中主神(あまのなかぬしのかみ)」を指し、五穀の守り三神に感謝する動作だということです。

 

 この手刀を切る動作、所作(しょさ)と言われますが、どの力士の所作が美しいか見比べてみるのもよろしいかと思います。