弱者


 弱者の戦い

 

 

 いよいよ明日緊急事態宣言が解除される運びとなりました。いつもお伝えしていますが、わたしたちができることは限られていますので、そのことを粛々と継続して実践していくことが大切だと思います。

 

 さて、春になり、大相撲、ホークス、高校野球とスポーツが目白押しではありますが、今回は高校野球についてです。「社労士ネタを書けよ」という声が聞こえてきそうですが、このブログはわたしが見えたこと、聞こえたこと、感じたこと、そして体感したことを自分なりにアレンジして今後も書いていきます。

  

 さて、先週金曜日から選抜高校野球が始まりました。昨年の今頃を振り返ると、今年無事に甲子園で高校野球が開催されることに、嬉しさを覚え、また安堵しています。

 

 初日の第三試合で、中国地区準優勝の下関国際高校が、関東地区優勝の健大高崎高校(群馬県)と対戦しました。

 

 結果は、2対6で下関国際高は敗れてしまいましたが、色々と見どころのある試合でした。

 

 健大高崎高の出場全選手のフルスイングがすご過ぎました。練習風景が一部紹介されてましたが、バッティング練習は木製バットでのフルスイング、それはまるでホークスの選手のようでした。

 

 特に3番を打つ櫻井選手は、群馬県大会、関東地区大会での通算打率は、なんと脅威の.638。3回打席に立てば、そのうち2回はヒットを放っているという今大会注目の選手のようです。

 

 こんな強豪チームと戦うには、いかに戦術を駆使するか。そこには弱者の理論があります。弱者の理論と言えば、故野村克也氏が有名ですが、下関国際高の坂原監督もノムさんの本を読みまくってるのでしょうか。

 

 この試合わたしにはしっかりと坂原監督の弱者の戦い方が見て取れました。しかし、相手投手が一枚上手でした。やはり塁に出ないことには、仕掛けができないからです。戦力があってこそ、初めて戦術を駆使できる。改めて勉強になりました。

 

 「弱者の理論」。自分たちは弱いのだと認める。とても勇気のいることですが、強者に勝つにはまずそこの認識を持つことから始まるのだと思います。夏に向けてどれだけ変貌した姿を、再び甲子園でわたしたちに見せてくれるのか。下関国際高の夏がとても楽しみです。

 

 

 大相撲3月場所。今日中日(なかび)に、前回お伝えしました十両の注目の一戦、炎鵬関(現在6勝1敗)と、宇良関(現在5勝2敗)の対戦がマッチメークされました。予想がつかない正真正銘の初対戦です。動画でも観ることができますので、この取組みはぜひご覧ください。