えっ、性別欄削除


 新たな履歴書の利用

 

 

 松山英樹選手やりましたね。ゴルフ四大トーナメントの一つ、マスターズを優勝しました。日本人初の快挙です。グリーンのジャケットがとてもよくお似合いでした。事前にグリーンのジャケットには黄色のシャツがいいかな、なんておっしゃってましたが、本当にお見事な優勝でした。松山選手、おめでとうございました。

 

 

 さて、4月21日(水)は、恒例の春の弘法大師様ご接待の日です。が、昨年引き続き今回も中止とさせていただきます。ご了承ください。

 話は変わり、履歴書についてのお話です。この度厚生労働省が、就職活動等に用いる履歴書の「性別欄」を設けず、記載を任意とする様式例の案を初めて示しました。

 

 新たな様式は、性別欄で男女を選択する方式ではなく、任意に記載できる。また配偶者の有無や扶養家族数の項目を削除したものとなります。ただし、法的拘束力はないので、新たな履歴書を使用するかどうかは、それぞれの企業の判断にゆだねられることになりそうです(4/17山口新聞より)

 

 LGBT当事者を支援する団体等からの要望に沿った厚生労働省の取組みです。

 

 新たな履歴書、わたし的にはいいんじゃないかと思います。

 

 ただし採用に関しては、どの人材を採用するかは企業側に裁量があります。優秀な人材を採用したいはずです。そのためには求職者の情報は一つでも多く収集したいと考えるのが一般的だと思います。そして今回の性別欄等の削除された新たな履歴書。

 

 まず書類審査で落とされないか。

 

 書類審査をパスしたとしても、採用面接で企業側に本人のことを本当に理解してもらえるのか。

 

 採用決定となったとしても、無期社員ではなく、有期契約社員(6か月・1年等)としての採用となるのではないか。

 

 上記のようなことは当然ですが考えられることです。履歴書が変更になったからといって、企業側が求めるものは何も変わらないと思います。

 

 そのような現状の中で、LGBT当事者の方々には、社会の信頼を得る為に、さらなる努力が必要でしょう。また企業(従業員も含め)もLGBTQ(あえてLGBTQと表記します)について、さらに突っ込んだ理解と教育が必要になってくることでしょう。

 

 そうしてお互いの距離が縮まっていくことが、LGBTQ当事者の方々の安定した就業に繋がっていくのではないでしょうか。

 

 今後の成り行きに注目していきたいと思います。