遠藤劇場全開


 夏場所の役者は揃いました

 

 

 今日は梅雨の束の間の晴れ間を楽しんでます。洗濯をし、洗車をして、お布団を干してから大相撲夏場所千秋楽を待っているこの時間、今回のブログを書いてます。

 

 先週、わたしの大好きだった俳優の田村正和さんがお亡くなりになったことを知りました。最近田村さんの名前を聞かないなって思ってた矢先のニュースでした。

 

 二枚目でありながら三枚目を演じることができる、素敵で素晴らしい俳優さんでした。

 

 思えばわたしが17歳頃から、田村さんの出演するドラマはかかさず見ていた気がします。それほどあの演技力とあの独特なものの言い回しに魅了されてきました。惜しい方がまた一人お亡くなりになりました。

 

 改めてご冥福をお祈り申し上げます。

 さて大相撲夏場所。今日千秋楽を迎えます。

 

 実は今場所、わたし的には今一つ盛り上がりに欠けていました。だって、照ノ富士関一人が強いんですもん。

 

 でも勝負事って最後までわからないですよね。全勝優勝間違いなしと思っていた矢先、波乱は11日目に起きました。

 

 何と照ノ富士関の反則負け。相撲に反則技があるの?って、思われるかもしれません。でもあるんですよ。ルールで対戦相手の力士のまげを、故意であろうがなかろうが掴んではいけないと。

 

 この反則負けから流れが少し変わった印象を受けました。

 

 ここでいよいよ遠藤関の登場となります。13日目には大関の貴景勝関に勝利しました。実はこの日、遠藤関がどうしても勝ちたい理由があったことが後々わかります。

 

 兄弟子でもあり付け人の大翔龍さんが、今場所限りで引退することが決まったから。二人の結び付きの強さを物語る勝利でもあったわけです。

 

 そして昨日14日目。ついに遠藤関は照ノ富士関にも、物言いがついた末に勝利してしまいました。驚いたことに、遠藤関の勝利が確定した瞬間、初めて笑顔を見せました。決してわたしたちファンの前では笑顔を見せることのない遠藤関。まるでかつてのイチロー選手のように…。遠藤関もプロとしての振る舞いを意識していることが、よくわかりました。

 

 では夏場所ここまでの状況を整理しますと、照ノ富士関 12勝2敗、貴景勝関 11勝3敗、遠藤関 11勝3敗。

 

 いよいよ役者は揃いました。

 

 今回は得意の結果予想はあえてしません。遠藤劇場最終章の千秋楽を、大いに楽しませていただきます。