帰ってきた長門ポッポ


 地元の念願ついに叶う

 

 

 今回のサンデー日記は地元下関市のおめでたいニュースを紹介したいと思います。

 

 昨日6日、74年ぶりに「長門ポッポ」が下関市豊田町の道の駅「蛍街道西ノ市」に帰ってきました。このニュースはこの1か月間地元ローカルテレビや新聞等で様々な形で紹介されていたので、ご存知の方も多いことでしょう。またローカルバラエティ番組の中で、生中継でその様子を放映していました。

 

 この長門ポッポ、大正時代から昭和時代に、下関市小月~菊川町岡枝~豊田町西市間の18.2㎞を結んだ私鉄「長門鉄道」の蒸気機関車だったのです。

 

 

 地元住民の有志でつくる「長門ポッポを守る会」の皆様の努力の甲斐もあり、また行政の協力そして多くの方々の寄付もあって実現した長門ポッポの帰還です。

 

 わたしも長門ポッポのことは以前から耳にしていました。例えば、登り坂で長門ポッポだけでは客車を引っ張り登り切れないので、男性の乗客が総出で客車を押して、登り切らせたとか。今ではあり得ない話ですが、何とも人情味溢れるエピソードがわたしの心をくすぐっていました。

 

 

 そしてその日がついにやって来ました。

 

 わたしが道の駅蛍街道西ノ市に着いたときには、数多くの方が集まっていました。

 いやがおうにも気持ちは盛り上がります。ちょうど長門ポッポの紙芝居も行われていて、たくさんの子どもさんが熱心に見ていました。地元の歴史を正しく勉強することは必要ですね。長門ポッポを守る会の伊藤会長も、そう願っておられるようです。

 除幕式まであとわずか。いよいよ待ちに待った長門ポッポのお披露目となります。

 長門ポッポお披露目前に、登場したゆるキャラの「ポッポくん」です。この日初登場です。今後蛍街道西ノ市では、「ほたるん」と、この「ポッポくん」を見ることができます。子どもさんのハートを掴みそうなかわいさが、ポッポくんにはあります。ぜひゆるキャラグランプリにもエントリーしてもらいたいです。

 除幕されお披露目された長門ポッポ。

 

 「おかえりなさい」。74年ぶりに下関市に戻ってきました。地元住民のみなさんが待ちに待った瞬間です。何とも言えない存在感をその場で感じました。今後塗装等整備が行われるようです。

 来賓代表で前田晋太郎下関市長や、安倍昭恵さんがお祝いのスピーチをされました。それぞれ長門ポッポを、豊田町を応援する心温まるお話でした。

 昨日の除幕式を見れなかった方もぜひ道の駅蛍街道西ノ市に足を運んでください。大正時代から昭和時代に活躍した長門ポッポ、そしてその歴史を子どもさんだけでなく、大人の方々にも知って欲しいと願っています。