至誠而不動者未之有也


 お陰様でブログ5年目となりました

 

 

 毎日暑いですね。梅雨が開けてしまいました。山口県では観測史上初の6月中での梅雨明け。わずか2週間程度の梅雨でした。水不足が大変心配ではありますが‥。

 

 今週からアラフィフ社労士のサンデー日記はいよいよ「」に突入です。ネーミングも定着していますので、このネーミングのまま1年間突っ走って行きます。引き続きよろしくお願い致します。

 

 

 先週あるセミナーを受講してきました。当事務所は労働保険事務組合を持っていませんので、山口県SR経営労務センター(労働保険事務組合)に登録しています。同センターの総会に参加し、総会後にセミナー開催というスケジュールでした。

 

 総会や総代会には時間の許す限り参加するわたしですが、今回総会開催前に昼食が用意されました。

 文章だけでなく、お食事の写真が1枚あるだけで印象が違いますよね。

 

 現在ダイエット中のわたし。これだけのお食事をいただくのは正直気が引けたのですが、見事に完食しました。味付けも良く、もったいないぐらいの豪華な昼食でした。

 

 そして当日驚いたことが。特定社会保険労務士試験の研修の同期のメンバーで、このアラフィフ社労士ブログのきっかけをいただいた萩市の先輩社労士先生にお会いすることができました。その先生は10年以上に渡り事務所ニュースを執筆し、また毎週当事務所にも送ってくださいます。お元気そうで何よりでした。また先生の事務所にも寄らせていただきます。

 

 さて2時間程度の総会は無事に終わり、いよいよセミナーです。今回のテーマは「人事」についてです。講師は東京から来られた先生でした。

 

 2時間に渡り、基本的なお話をされました。その間睡魔が襲ってくるのですが、一生懸命にペンを走らせ、しっかりと肝を押さえました。

 

 人手不足の山口県ですが、自社に適応した従業員に長く定着していただく為に、この人事というものをわたし自身がより深く研究していく必要があり、アドバイスしていくことが必要だと再認識しました。

 

 中途の正社員を採用する際に、18万円、20万円、22万円‥(なぜか偶数)と仰る社長さんが多いのですが、その根拠を尋ねると、答えに困る方が多いのも事実です。そのような会社さんこそ、小さくてもいいので人事・評価制度を導入するよう働き掛けていきたいと思います。

 

 また講師の先生のお話の中で強く印象に残ったことがあります。過去に従業員0人で、社長1人の法人企業がありました。そしてその社長さんは「しっかりとした人事制度を構築した上で、新たに従業員を迎え入れたい」と仰っていたそうです。素晴らしい社長さんのお考えだと思うのと同時に、わたしもその社長さんのお考えに賛同します。

 

 事業を立ち上げて売上を優先する余り、従業員の労働条件を含めた労務管理や人事がおろそかになっている事業所が多いのではないでしょうか。そこまで考える余裕はないと仰るかもしれませんが、人手不足の現在、そこまで考えていかなければいけない時代になりました。例え従業員お一人でも就業規則の整備は必ず必要です。

 

 

 いろいろと刺激をいただいたセミナーのお話でしたが、最後にサンデー日記4の出発に当たり、萩市で生誕された吉田松陰先生が好んで使った(「孟子」離妻より)言葉で締めさせていただきます。

 

 「至誠而不動者未之有也(至誠にして動かざるものは、未だこれ有らざるなり)」

 ~誠意を尽くせば、人は必ず心動かされる。逆に不誠実に対応すれば何も動かすことはできない。