年金制度改革法成立
みなさん、お元気ですか。雨続きの毎日、いかがお過ごしでしょうか。
洗濯物が乾かないですね。今日久しぶりの曇り時々晴れ模様で、梅雨の一服の清涼剤になりました。また美しい夕陽が見たいです。

さて、昨日の山口新聞の一面にある記事が…。

年収106万円の壁が撤廃されることになりました。これは以前から話題に上っていましたので、驚きはありません。問題は2035年(令和17年)に、企業規模要件が撤廃されることです(現在51人以上)。それにより180万人が新たに厚生年金保険に加入するといわれています。
短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大|日本年金機構
また、2027年(令和9年)から「51人以上」を段階的に下げていくことが決まりました。
よくご相談されるのですが、この51人以上の定義は「従業員の総数」ではありません。「70歳未満の厚生年金保険の被保険者総数」が正しい定義です。上記の日本年金機構ホームページをクリック等してご確認ください。
いずれにしても、10年後には70歳未満で週20時間以上の労働契約で働く者は、健康保険と厚生年金保険の加入が義務付けられます。
人口減による人手不足の先行きを見越してのことだったのでしょう。しかし、中小・小規模事業所には死活問題でもあるこの度の年金制度改革法の成立。この10年の間に、ビジネスモデルを変えていく柔軟な発想と対応が求められることは間違いないでしょう。